今回の作品はデザインを考えて作ったからわりと想像どおりのものができました。軌跡はブルーサファイアです。意外とこの輝石がないとシンプルすぎると言うかなにか物足りない感じがしました。唯一の失敗はシルバー部分はちゃんと指にあったサイズになってますが、革紐の方が指のサイズに合いません。大きくなりすぎてます。とはいえシルバーの部分が2/3占めているので指にはちゃんとひっかかります。



アートクレ作成サイズ


縦(最も長いところ)2.5cm、横(最も幅広)2cm。厚さ2〜3mm


1.リングの原型を作る


キットにはリング用の棒がついているのでそれにふせん紙を巻きつけます
(紙であれば何でもいいです。広告の紙とか)。
このときあらかじめ指輪の作るサイズのところに線を引いておくと作成の際にきれいに作りやすいです。
次にアートクレイをふせん紙に巻きつけてリング状にします。

2.おおまかな形を作る


まず、指輪は2mm厚の板状にしたアートクレイをリングの全体の2/3まで巻きつけます。
その後5mmおきくらいに段差を作ります。段差はリングの下側から2mm、2.5mm、3mmです。
といっても大体の目安です。実際にはちょっと違うとは思うんですけどね。
完全に乾く前に革紐をめり込ませます。
今回は2mmには1mm、2.5mmには1.5mm、3mmには1mm+1.5mmの革紐をめり込ませてあります。
この状態で一旦乾燥させます。乾燥したら、今度は乾燥したアートクレイの上に盛り上げてデザインを作ります。
デザインは、2mm、2.5mm、3mmの順にごつくしてきます。
ただし、指を指の間にくるところは薄くしてあります。どんな感じかは次の写真を見てくださいね。

3.削って形を整える


乾燥してから表面を削って形を整えます。
このとき傷などはペースト状のアートクレイを使って傷を埋めたりなどします。
完全に乾燥してるなら、埋め込んだ革紐も引っ張り抜いてもいいですが、
上手く引っ張らないと割れます。完全に壊れたらもう一度作り直せばOK
。ちなみに右上の写真の穴は後で輝石を入れるための穴です。

4.作品を焼く


キットには電子レンジで簡単に焼くことができる釜が
ついているので説明書にしたがえばだれでも簡単に
失敗もなく焼くことが出来ます。しばらく置いて冷ませばOK。

5.磨く


まず完全に冷えたらステンレスブラシで銀の表面を出します。
その後耐水ペーパー(紙やすり)の800、1000で表面の傷を削ります。
粗い(番号の小さい)方から順にかけます。
そのあと、磨き棒やシルバーポリッシュ、シルバークロスなどで磨けば写真のような鏡面仕上げになります。

6.部品を作る



部品を作ります。今回は革紐だけです。4本用意しました。写真のものは長さ3.8mm程度のながさの1mm、1.5mmを2本ずつつくってます。輝石は天然石のブルーサファイアです。

7.組み立てる


まず輝石ですが、これは例のエキポ・・・の接着剤でつけます。
穴の大きさは適度に調整してください。収縮してるはずなんで作るたびに微妙に変わると思います。
革紐も接着剤を先に塗って差し込んで固定します。
このとき収縮のせいで革紐が入らないかもしれないですが、
そのときはピンバイスなどで穴を広げるか、革紐の先を三角に切って差し込むと上手くいきます。

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