最近作った指輪です。
全部鏡面仕上げにするつもりだったけどちょっとつまんないから中央に写真みたいなぼこぼこ(?)作ってみました。けっこう周りからは売り物になるといわれました。



アートクレイ作成サイズ


11号(完成後サイズ8号)


1.リングの原型を作る


キットにはリング用の棒がついているのでそれにふせん紙を巻きつけます
(紙であれば何でもいいです。広告の紙とか)。
このときあらかじめ指輪の作るサイズのところに線を引いておくと作成の際にきれいに作りやすいです。
次にアートクレイをふせん紙に巻きつけてリング状にします。

2.おおまかな形を作る

巻きつけたら作りたい形に合わせてリングの大まかな形を作ります。
この形を作る作業中もアートクレイは乾燥してくるので、
水などを使い表面が乾燥し過ぎないようにするとひび割れとかが少ないようです。
この指輪の形は次なようにしました。厚さは分厚いところが3〜4mm、幅は4〜5mm程度です。

出来上がったら乾燥(自然乾燥で1日以上)させます。
ちなみにドライヤーの熱風で30分でも乾燥させることはできるらしいですが、
失敗しやすいので1日自然乾燥をお勧めします。
同時にぼこぼこ(?)を作ります。適当に1mm前後のものを写真みたいに適当に作ってください。
俺は厚さ1mmくらいの板状の物を作ってそれを乾燥させた後、
適当に砕いたりして気に入った形のをより分けて使いました。

3.削って形を整える

完全に乾燥したら、点線の部分(リングの真中あたり)をやすりで削ります。
このとき指輪の厚さの1/3〜半分くらいまで削ります。

削る事ができれば、2で予め作っておいたぼこぼこ(?)の
部品を大目の水でといたアートクレイをのり代わりにして溝に取り付けます。
つけ方はお好みで。でたらめの方が面白いですよ。取り付けたら乾燥させます。
乾燥が終わったら、やすりで削りますが、ぼこぼこの部分を平らにすると写真のような仕上がりになります。
平らにせずに作ることも出来ますが結構隙間が出来て仕上げが難しいかもしれないです。
最後に耐水ペーパー(紙やすり#600番、#1200番)で、表面のてこぼこなどを削ります。

4.作品を焼く


キットには電子レンジで簡単に焼くことができる釜が
ついているので説明書にしたがえばだれでも簡単に
失敗もなく焼くことが出来ます。しばらく置いて冷ませばOK。

5.仕上げ

焼いた指輪が冷えたら、仕上げを行います。まずステンレスブラシなどで表面を削ります。
ステンレスブラシで削った後耐水ペーパーなどでステンレスブラシの傷などをしっかりと削り取ります。
今回はでこぼこの隙間を酸化させて黒色にしてみました。
アートクレイのセットには酸化させるための液体があります。
その液体にでこぼこの部分をしばらくつけておくと全体が真っ黒になります。
で水気をふき取った後に、シルバーポリッシュなどをつけて表面の黒くなった部分を
磨いて鏡面仕上げにします。こうすることで全体は鏡面仕上げ、隙間は黒い写真のようなものに
仕上げることが出来ます。
ただし、この方法を使った場合、この指輪はシルバー用のクリーニング液(?)を
つかって手入れをしてはいけません。
折角酸化させた部分(隙間の黒いところ)がはげる可能性があります。

[ 戻る ]